【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】11月21日第2試合 南3局0本場=仲林圭(P)、鈴木たろう(ド)、松本吉弘(A)、中田花奈(B)

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。日本プロ麻雀協会のタイトル雀王を3連覇を含む4回制し、最強位も獲得するなどMリーガーの中でも屈指の実績を残してきたたろう選手が、昨年12月13日以来343日ぶりにMリーグでトップを取りました。

 トップ目の仲林選手と4600点差で迎えた南3局、たろう選手は終盤の14巡目に258筒でリーチします。リーチのみで裏ドラが乗らなければ、出アガリ1600点の手です。

 周りを見ると、親で4着目の松本選手は連荘を目指して自身のアガリ、もしくはテンパイに向けて一直線で、3着目の中田選手はすでに47筒の満貫の手をテンパイしていました。1人ノーテンは避けたい仲林選手はチーして一向聴に取り、安全そうな1索をトイツ落とししてテンパイに向かいました。

 たろう選手のツモ番がなくなったところで、中田選手から当たり牌の2筒が打ち出されましたが、ロンせずに見逃しました。なぜアガらなかったかと言うと、トップ目の仲林選手との点差を考えると、見逃した方が得だと判断したからです。自身の手は現状1600点で、裏ドラが1枚乗れば3200点になりますが、アンコが2つあり裏ドラが乗りにくい形です。しかもアンコの1つ1筒に関しては9筒が4枚見えで、乗ることはありません。

 一方、ターゲットの仲林選手はチーして1索をトイツ落としです。チーした次の巡目に有効牌を引いていなければテンパイとはならず、その確率はかなり低いです。仲林選手以外の3人がテンパイしていれば、リーチ棒を抜くと3000点縮まって南3局1本場ですし、たろう選手と中田選手の2人テンパイでもリーチ棒を抜いて2000点縮まってオーラスです。1600点出アガリするより、見逃す方がベターだと考えたのです。仮に仲林選手がテンパイしていても、結局はオーラスでほとんどの場合でアガらなければならないので、そんなに悪いことにもなりません。

見逃す直前のたろう選手から見た状況がコチラです
見逃す直前のたろう選手から見た状況がコチラです

 実際にはたろう選手と中田選手の2人テンパイ。仲林選手とは2600点差で、供託1本の1本場なので、1000点のツモか直撃という軽い条件でオーラスに突入しました。松本選手からリーチ棒が出たため1000点の出アガリもOKとなり、仲林選手から發のみの手をアガってトップで終えました。

このテンパイノーテンが効きました
このテンパイノーテンが効きました

 見逃しはまさに“ゼウスの選択”だったわけですが、これが瞬時にできるというのがすごいですね。自分でもぎ取ったトップという感じがして、すごく良かったです。

試合後のたろう選手
試合後のたろう選手