お笑いコンビ「パックンマックン」のパックンことタレントのパトリック・ハーランが22日、フジテレビ系の情報番組「めざまし8」に出演。サッカーW杯2次予選のシリア戦が、地上波、ネットともに中継がなかったことに円安問題の影響がある可能性を指摘した。

 日本代表は21日、2026年W杯北中米大会アジア2次予選でシリア代表に5―0で勝利。しかし、この試合をめぐっては、放映権を持つシリアサッカー協会側の代理店と日本の代理店との間で放映権料交渉の折り合いがつかず、日本ではテレビ中継がないという異例の事態となった。

 これに対し日本サッカー協会の田嶋幸三会長は「エージェントがどんどん価格をつり上げようとしていたのは事実」などと、シリア側代理店の対応に不信感を見せた一方で、シリア側代理店は「この試合の放映権で利益を得たいとは思っておらず、むしろ日本とは長期的な関係を築きたいと考えている。混乱が起きないことを望み最善を尽くした」と話していることが紹介された。

 元日本代表の永島昭浩氏は「アジアサッカー連盟からも働きかけてくれてよかったのではないか」、「日本代表の価値が上がっているのはうれしいが、世界の人たちに見てもらわないと何の意味もない」と指摘。不当に放映権料をつり上げられたのならば由々しき事態だが、番組によればシリア側代理店は「今回は前回の予選で支払った金額より40%安かった。価格が高すぎたという言葉は完全に否定する」と話しているという。

 フジテレビ解説委員の風間晋氏は「前回は払いすぎちゃったということにもなるじゃないですか?」とコメントすると、パックンは「為替の問題もあるかもしれない。1ドル90円の時代と比べたら、今は日本にとって高くなっているはず」と指摘した。

 ちなみに前回、シリアホームでW杯2次予選が開催された2015年の円ドル為替相場は1ドル=120円前後。現在は1ドル=148円程度で推移している。