元宮崎県知事で政治評論家の東国原英夫氏が16日、自身のユーチューブチャンネルを更新。宝塚歌劇団で女性が急死した事件について持論を展開した。

 この問題で劇団側は、急死の理由としていじめやパワハラの関連は認められず、あくまで過密日程による心理的負荷が原因と説明。遺族側はこれを受け、パワハラの存否に関する報告や改善策がなかったことについて「失当」「適切とは言えない」と断罪していた。

 東国原氏は劇団内に存在すると言われる苛烈な〝タテ社会〟について「昔の話ですよ。女の軍隊って言われてたんですよ。僕も宝塚出身の方は何人か知ってます。話も聞いたことあります。上級生の言うことは絶対ですね。上下関係の規律が本当厳しいです。日本一厳しいと思うくらいです」と明かすと、「それが美談になっていたんですね。厳しい規律が伝統であり、そして、その伝統があの美しいステージを作ってるんだっていうロジックになってた」とパワハラがある程度黙認されてしまう〝事情〟を説明。

 しかし「そんな時代ではもうないですよね。もう数々のパワハラやらセクハラやら、ガイドラインができてますから。宝塚歌劇団もやってなかったわけではなかったでしょうけど十分じゃなかった」と指摘する。さらに「過重労働」とされたスケジュールについては「これはちょっと行き過ぎなんじゃないかな…」と生徒らを思いやった。

 ただ、事件が起こったのは内部の責任だけではないという。

「宝塚の伝統的な体質や厳しい規律っていうのは、パワハラ、いじめが起きやすい環境。お客さんとかメディアの方たちも、そういったものを知ってた。でも、それを慣例だとか、習慣だとか、美談だとか、伝統だとか、そういったものでくくっていた。見ないようにしていた。これも問題だったんじゃないかなと思います」と再発防止を誓った。