◇毒島誠(39)群馬支部92期
ボートレース蒲郡のSG「第70回ボートレースダービー」が24日に開幕する。主な選出基準は昨年8月から今年7月までの1年間の勝率とあって〝強さ〟を継続することが出場条件となる。このノルマを11年連続でクリアしてきたのが毒島誠だ。カウントダウンコラム最終回は、その毒島が「強くあり続ける」ための〝秘訣″を明かした。
ダービーは初出場の2013年から11年連続11回目出場となる。出場できるのは、昨年8月から今年7月までの選考勝率上位選手。前年度優勝選手、前年グランプリ優出選手、直前SG(メモリアル)優勝選手などの優先出走権もあるが、基本的には1年間、コンスタントに成績を残さないと出場できない大会だ。しかも、毒島の主戦場はSG、GⅠの記念戦線。その中で結果を出し続けている。
「11年連続とは知らなかった。大変と意識したこともないし、秘訣というのも特には…」とサラリと言う。その一方で「ダービーに出られなかった時はボーダーを気にして『これは取らないと』とかあったけど、結局取れなかった」と、この域に達するまでには悔しい思いを何度もしてきた。
思考錯誤を繰り返す中で調整力、技術を磨き上げ、そして〝秘訣″もしっかりつかんだ。
「意識するのは目の前のレースのことを一歩一歩、しっかり課題をこなしていくこと。確かに賞金も勝率も一つのバロメーター。でも、あまり気にしすぎないようにしている。全部1着を取るのは難しい。スタートしていかにベストのポジションを確保するにはどうしたらいいか、それを考えてやっている」
一走一走に集中する――。戦い続けて行く中では最も難しい課題だろう。「周りが思う結果と自分が思う結果とは別なので、もどかしい時もある。昔はがむしゃらにやって結果が出れば良かった。今は結果を求められている。でも、やるべきことをやってダメでもふてくされず、いい時ほどおごらずにがモットー。自分を俯瞰(ふかん)して見て、波があっても大きくせず、右肩上がりにいければベストですね」と気持ちの〝揺らぎ″を最小限に抑えようとしている。
今年は多摩川68周年記念、大村70周年記念と3月のGⅠ2Vをはじめ7V。賞金ランクも22日現在で11位につけている。「正直、年末のことも頭にはある。昨年末から春にかけては記念も2つ取れたし、良かったけど、最近はいまひとつ。そろそろ、やらなきゃいけない気持ちはある。だけど、地に足をつけて一個一個頑張る」。これまで通り、まずは〝一走一走に集中〟して2023年頂点への道を切り開く。












