〝世界の田中〟こと皇治(34)が「K」のリングに上がった。

 皇治は21日、立ち技格闘技「K―1」グループの「Krush」後楽園大会第6試合終了後、Krushの宮田充プロデューサーに呼び込まれてリングに登場。2019年11月24日の川原誠也戦を最後にK―1を離れ、20年以降格闘技イベント「RIZIN」を主戦場にしてきた皇治の登場に、会場は歓声で包まれた。

 リング上では「K―1」の年内最終興行となる「K―1 ReBIRTH 2」(12月9日、エディオンアリーナ大阪)の「PR大使」就任を依頼され「PR大使? 俺、ファイターやで? PR大使ってアンバサダーみたいなもんでっしゃろ? PR大使とかアンバサダーってベッピンさんがやるもんですよね? 俺みたいなオッサンがやったら、K―1ファイター怒るでしょ」と、まさかの拒絶を見せた。

 それでも宮田プロデューサーに頼まれると、K―1とKrushへの思いを語り「恩があるので、宮ちゃんとK―1は応援しますよ」と、肩書なしの〝一人のオッサン〟としてバックアップすることを約束した。

 リングで戦うことも予想された皇治だったが「俺は今、本気でMMAに取り組んで、UFCを目指しているんですよ。だからK―1にすぐには上がれないんで。言ったからにはやらな、男じゃないんで」と説明。それでも「K―1でケンカ売ってくるヤツは、MMAならここでやってもいいですよ。それかケンカを売るならこっち(RIZIN)に来いと」と〝皇治節〟を鳴らした。

 さらにこれで終わらせようとする宮田プロデューサーを遮り、今度はK―1のカルロス菊田プロデューサーに電話をつながせる。先月24日の「RIZIN.44」では、リング上の榊原信行CEOから公開生電話を仕掛けられ、1週間後の朝倉海戦を打診されて思わず「いいとも~」と応じてしまったが、まさにその逆。今度はリング上から菊田プロデューサーに生電話で自ら率いるイベント「NARIAGARI」から「うちに一生懸命頑張っているヤツらがいるんで、8人、K―1に出してくれるかな~?」と打診した。

 するとこれに菊田プロデューサーは「アイ・ガッタ・イット(I got it)」と斜め上の回答。皇治は「この人、格闘技見てへんやろ…」とツッコみつつ、要求が飲まれて上機嫌に。ファンにサイン入りTシャツをプレゼントする大盤振る舞いだ。

 一方の宮田プロデューサーは、8人という人数の多さに「いったんK―1で協議させてもらいますんで…」と戸惑いを隠せない様子だった。