◇香川颯太(23)滋賀支部125期

 11日現在の2024年前期適用勝率は5・33。初のA級昇格も見えている。「まずはA級に上がることですかね」と当面の目標を明かす。

 しかし、その一方で「どうせならという感じですね(笑い)ボチボチ。なれなかったらなれなかったで、また次に…。成績自体は確実に上がってきているのでボチボチ成績を落とさないようにしたい。目標を聞かれても、まあボチボチって感じです。何も考えていないことはないけど、なるようになるかなっていう考えなので…。絶対A級になってSGに出て、という目標もない。まあ出れるとなったら成績が物語ってくれる。そのうちにっていう感じです」とひょうひょうと話す。

 もちろん勝負への執着心がないわけではない。「この仕事をやっている以上あんまり良くないでしょうけど…。上を目指してガツガツしている方がいいんでしょうけど、僕はそういうタイプじゃない。ひそかに、こそっと闘志をもやしながらやっていきたい。闘志が燃えていないことはないので前面に出さないようにして、ちょっとずつですかね」とサラリとした言葉の真意を打ち明ける。

 7月には地元びわこでデビュー初V。優勝戦はチルト2度、3カドを選択。コンマ02のトップスタートを決めて豪快にまくり切った。この時も「何も考えずチルトも跳ねているし3カドにしようとか、スタートだけ入れようとか、伸びたらいいな、くらいだった」と〝優勝〟への執着はなかった。「一個一個ひとつでも上を目指してやっています」という思いが結果につながった。

 母は香川素子、父は飯山晃三。弟の陽太も11月にデビューというボートレーサー一家。「弟はレースを見てみないと分からないけど、練習とか一緒にやっている分には今の僕よりもうまいので期待できると思いますよ。負けないようにしたい。お母さんともプロペラの情報やエンジンはこうした方が良かったとかの情報の共有ができるのがデカいですね」と家族一丸で戦っている。

 今後に向けては「今期は特に1着も増えたけど、その分、6着も増えてきた。これまで一発を狙うタイプで1着か6着が多かったので道中戦も覚えて行かないといけないと思っています」という。慌てず騒がず…。マイペースで着実に前進していく。

☆かがわ・そうた 2000年2月4日生まれ。滋賀支部の125期生。京都府出身。2019年11月にびわこでデビュー。2020年11月の尼崎で初勝利。2023年7月のびわこで初V。通算1V。母は香川素子、父は飯山晃三、弟は11月にデビューする香川陽太。同期に定松勇樹、砂長知輝、上原峻、山田丈、富田恕生、野田なづきら。