女優・歌手の芳本美代子(54)が9月29日から10月2日まで、東京・築地本願寺ブディストホールで上演の舞台「あこのありが豆腐」に主演する。芳本はあこさんこと実在の菅谷晃子さん役を演じる。

 芳本は「あこさんは月に20日以上リヤカーを引いて都内を回り、お年寄りなどに雨の日も雪の日も休まずにお豆腐や豆乳などを、時にはお部屋にまで届けに行ったりしながら売りに歩いています。私自身、リアルタイムで実在される方を演じるのが初めてで、あこさんにどこまで近づけるのか、どの辺まで私というものを出せばいいのかなど試行錯誤をしながら演じており、さまざまな方の人生模様も描かれたあこさんのお豆腐のように濃厚な内容になっていると思いますので、お時間がありましたら劇場まで足をお運びいただけたらうれしいです」とアピールした。

 あこさんは千葉県生まれの看取り士。小学5年生からいじめに苦しみ、高校中退後、さまざまな仕事をするが続かず、23歳で募集広告を見て〝豆腐の引き売り〟の仕事に出会う。19年間、客と支え合うことで、生きる楽しさを知り、社会問題の解決を考えるようになった。「いじめをなくす」活動、看取り士の資格を取得し「高齢者を支える」活動を行っている。

 出演陣も豪華で、鈴木寿永吉、伴大介、ブッチー武者、筒井巧、ケイスケ、萩原佐代子、寿三美、高沢ふうこ、岡村英莉、神奈川ケンイチ、白井美保、前ひろこ、荻原紀。特別ゲストとして千秋楽のみ大村崑が出演。

 尚、芳本は、今年4月から大阪芸大短期大学部教授に就任し、メディア・芸術学科舞台芸術コースで教鞭を執っている。