〝強行突破〟か――。ジャニーズ事務所の性加害問題をめぐって日本テレビは25日、都内の同局で定例記者会見を開き、今後の連続ドラマでジャニーズタレントの起用変更はないと説明した。これにより、「嵐」櫻井翔(41)が主演する連ドラの放送が現実味を帯びてきた。

 ジャニーズタレントでは、俳優の木村拓哉(50)が主演するフジテレビ系「教場」スペシャルドラマの撮影が延期された。スポンサーから制作に難色を示されたとされる。来春の放送を予定していた。

 日テレでは、櫻井主演で今年1月期に放送された「大病院占拠」(土曜午後10時)続編が来年1月期で同じ土曜午後10時枠で調整しているが、性加害問題の進ちょく状況によっては続編の延期、取りやめがあると8月7日に伝えた。同作は櫻井が捜査官を、「Sexy Zone」菊池風磨(28)が大病院を占拠した武装グループのリーダーをそれぞれ演じたサスペンス。今月7日発売の「週刊文春」では、続編は「新空港占拠」で日本版「ダイ・ハード」のような物語になると報じられた。日テレは続編についてまだ正式発表していない。

 一方で日テレは25日の定例記者会見で、今後の連ドラでジャニーズタレントの起用変更はないと説明。現在放送中の番組に出演しているジャニーズタレントの降板もないとした。ただ、ジャニーズが10月2日、性加害問題をめぐる新たな方針を発表することを踏まえ、「スポンサーの考えも参考にしながら適切に判断したい」とした。

 日テレが連ドラの起用変更はないとしたことで、「大病院占拠」続編の来年1月期の放送が現実味を帯びてきた。同局関係者の話。

「今年放送分は、昨年11月上旬から都内でキャストの最終打ち合わせや衣装合わせを行い、同月下旬から群馬でクランクインして長期ロケを実施しました。続編は基本的にこのスケジュールを踏襲。今秋にクランクインのようです」

 ジャニーズタレントの起用をめぐって賛否両論が渦巻く中で強行突破しようとしているようだ。

「『教場』は来春の単発ドラマなので調整しやすいでしょう。でも、『大病院占拠』続編は連ドラで1クール(3か月)放送される。延期や取りやめになれば別ドラマで穴埋めしなければならず、調整しづらいのが悩み。かつ、続編の放送に賛同してくれるスポンサーの確保が必須です」(前出関係者)

 ジャニーズの10月2日の発表、またはそれ以降の展開次第では、「大病院占拠」続編が吹っ飛ぶ可能性は残されている。そうなれば日テレは大混乱だ。

 櫻井は、性加害問題がはじける前だった今年1月25日の誕生日の前後を仕事漬けで過ごした。

「24~26日は『大病院占拠』の撮影や他局バラエティー番組の収録、映画関連の仕事で忙殺され、『おかげさまで充実していました』と笑っていた。ただ、性加害問題で『大病院占拠』続編の撮影がなくなるようなことがあれば、スケジュールにポッカリ穴があきます」(テレビ局関係者)

 性加害問題の影響はあらゆる面に及んでいる。