「ジャニーズ性加害問題当事者の会」発起人の二本樹顕理氏が26日までに配信されたユーチューブチャンネル「街録ch~あなたの人生、教えてください~」に出演した。

 二本樹氏は、ジャニー喜多川氏から性加害を受けた翌朝、ジャニー氏が運転する車で最寄りの駅まで送られ「いつも帰る前に性行為の代償としてなのか分からないですけど。1万円札を渡されてた」と明かした。

 二本樹氏は他のジュニアがお金を受け取っている場面も目撃。「人によって金額もバラバラ」で5万円を受け取っていたジュニアもいたという。

 性加害を受ける一方で仕事は増加。「気持ちとしてはお仕事をもらえてうれしいという半面、もう1つの側面で性加害というものがありますよね。だから、そのはざまですごい苦しんでいたというか。性加害からは抜け出したいけれども、芸能界の活動は続けていきたい自分という2人の自分がいたと思います」と苦しい胸の内を明かした。

 性加害について「通過儀礼のようなものとして存在していたというか。あまりにも常態化していたので。しかも被害を受けているのは男の子たちなんで、割と冗談めいて話したり、強がって語るようなことも多かった。ローティーンたちの会話としては非常に異常な光景だったなと思いますね」と振り返っていた。