日本相撲協会の英語圏向けユーチューブチャンネル「SUMO PRIME TIME」に、元大関の栃ノ心が出演した。ジョージア出身の元栃ノ心は今年5月に現役を引退。17年間に及んだ土俵人生について「私の人生の中では一番忘れられない17年間。いいこともたくさんありましたし、苦しいこともいっぱいありましたね」と改めて振り返った。
つらかった経験を問われると「まず日本に来たころが一番つらかった。日本語も全く分からなかったし、相撲も全然知らなかったから。相撲部屋の生活も、何も分からない世界に入って。日本語もみんなが何を話しているのか全く分からないし、そのみんなと生活しないといけなかったし。来て1年間くらいは一番つらかった」と入門直後の時期を挙げた。
一方で、うれしかった思い出については「新十両が一番うれしかったんですよ。自分の部屋(個室)で、付け人もつく。給料をもらえるし、自分の家族を少しでも助けられるんじゃないかと思っていた」と語った。
元栃ノ心は故障による幕下転落を経て、奇跡の復活を果たしたことでも知られている。2018年には初優勝と大関昇進を成し遂げた。しかし、実際に大関の地位に就くと、それまでに経験したことがない苦労があったという。
元栃ノ心は「まだ幕内(三役以下)の時は『横綱大関を倒してやる』という気持ち。立場が逆になっちゃって、逆に自分が『あ、この感じで俺も気合入れてやってたな』とすごい感じましたね。みんな倒しに来るので。大関を倒してやろうかとみんな思ってる。そこに耐えられるのが横綱大関ですけど、よく負けたりしてたので(苦笑い)。すごくつらい思い。そこの地位にいるのはうれしいことだけど、プレッシャーがある」と在位7場所の大関時代を振り返った。












