ピン芸人の三浦マイルド(45)が16日、東京・渋谷のヨシモト∞ホールで単独ライブ「いきるちから」を開催する。2013年の一人芸日本一決定戦「R―1ぐらんぷり」(現R―1グランプリ)で優勝したマイルドは、先月から新幹線の移動がグリーン車になったという。10年越しに“厚遇”をゲットしたことに本人は、“宿敵”とも言える「ウエストランド」井口浩之(40)に感謝の言葉を口にした。どういうことか?
13年のR―1で優勝して名を上げたマイルドだが、それから10年たってもなかなか思うように露出できず、苦しい日々を送っている。そんな中でも単独ライブは毎年開催しており、日々のネタ作りに余念がない。
大切にしている単独ライブで、今年のタイトルを「いきるちから」にした理由について、「とにかく前向きに生きていこう、と思って。希望があれば生きていける。今回の単独で披露するどのネタにも、すべて活力というか『生きる糧』みたいなものがテーマに入っているので」と明かした。
8月16日というお盆の最終日の開催になるが、「関東在住の方はもちろん、東京に旅行で来てる人とかいたら、その最後に見てもらえたりしたらうれしい。午後6時開演で公演時間は1時間半ほど。新幹線でもゆっくり帰れる時間ですから」。
最近、うれしい出来事があったという。
「実は7月から、新幹線の移動がグリーン車になったんですよ」
ただ、所属の吉本興業は、賞レースで優勝した芸人の移動をグリーン車に“昇格”させる決まりがある。マイルドはとっくにその恩恵を受けているはずだが…。
「その決まり、結構あいまいなところがあって。R―1では僕と中山功太さん、濱田祐太郎くんは優勝してるけど、グリーン車になってなかったんですよ。それを会社が今回、『優勝者はグリーン車』ってきちんと決めてくれたんだと思います。10年越しの“R―1ドリーム”です!」
16年の「キングオブコント」で優勝したライス(田所仁、関町知弘)も、日頃から「僕らだけ普通車」と嘆いている。
マイルドはグリーン車の乗り心地について「メチャクチャ良かった!」と声が弾む。「でも、複雑な気持ちもあって。僕、月収がまだ10万円いかない時もあるんです。そんなヤツがグリーン車なんて、家が四畳半やのにベンツ乗ってるみたい…」と頭をかいた。
昨年の漫才日本一決定戦「M―1グランプリ」では、ウエストランドの井口が「M―1にあってR―1にないものは夢、希望、大会の価値、大会の規模」と言ってのけた“R―1ディス”の漫才で優勝。これに怒ったマイルドは、井口に「勝負しろ!」とかみついていた。
いまだにこのバトルの決着はついていないはずだが、「今思うと僕がグリーン車になったのは、ウエストランドがR―1の悪口言ったおかげかもしれません。R―1の制作には吉本も入ってるし、その大会が『夢がない』と言われるのは決していいことではないですからね。夢がある大会と言われるためにも優勝者がグリーン車になったのかも。もちろん真相は知りませんが」と“宿敵”に感謝していた。
☆みうら・まいるど 1977年10月18日生まれ。広島県出身。本名・三浦健一。吉本興業所属。2000年に大阪NSCに23期生として入校。同期はおいでやす小田、友近ら。13年の「R―1ぐらんぷり」で、“広島弁講座”のネタを披露して優勝。R―1では17、19年にも決勝進出した。霜降り明星やオズワルドら、芸人が多数所属する「マイルド軍団」の総帥でもある。












