「ジャニーズ性加害問題当事者の会」発起人の二本樹顕理氏が4日、ジャニーズ事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」の〝実態〟について明かした。
特別チームは元検事総長の林眞琴氏、精神科医の飛鳥井望氏、臨床心理士の齋藤梓氏の3人で構成。林氏によると同チームを「第三者委員会であると受け取ってもらっても、差し支えない」と位置づけている。だが、この日に都内の日本記者クラブで会見を行った国連人権理事会「ビジネスと人権」作業部会の専門家2人によると、特別チームの調査を「透明性と正当性に疑念が残っている」と指摘。とても第三者委員会とは言えない代物のようだ。
そこで二本樹氏を直撃すると、特別チームの実態を証言してくれた。実は、当事者の会の中で唯一、同チームのヒアリングを受けているのだ(8月4日現在)。
ヒアリングが行われたのは7月8日。二本樹氏のスケジュールの都合がつかなかったためZOOMでの開催になった。ただ、スケジュール調整は、先方が一方的に示してくる日程に合わせるようなやり方だったという。
「精神科医の飛鳥井望さんはプロで、進め方も上手で丁寧でした。ただ、事実関係を淡々と語らせ、質問が多かったように思います。国連のヒアリングはこちら側の意見に耳を傾けるようなやり方でした。特別チームの方にはストレスを感じました」
特別チームの調査はどのくらいの規模で、どのようなヒアリングを行っているのかなど詳細は明らかにされていない。それでも8月末ごろにはジャニーズ事務所に対して提言を行い、それを受ける形で同事務所は今後の取り組みなどについて会見を予定しているという。もともと、林氏は「所属タレントの心理的負担を招きかねない」という理由で「網羅的な調査は行わない」と明言しているが、それでどんな提言ができるのか批判の声は多い。
実際、二本樹氏も「特別チームは機能するのか疑問です。どういう報告をするのかもわかりません。代表の(藤島)ジュリー(景子)さんには会見に出てきてもらいたいですね」と話す。
同氏の告発は、同じ時期に活動していたタレントが今も積極的に芸能活動を行っていることもあり、世間に衝撃を与えた。それでもまったく後悔はしていないという。
「告発して良かったと思っています。タレントとして活動している人とは違い、僕には背負うものもない。ただ、(現役のジャニーズタレントは)性加害をひた隠しにすることで守りたいのは地位なのか、名誉なのか、一体何なのか。そこを聞きたい気持ちはあります」と強調するのだった。












