福岡・博多を拠点とするアイドルグループ「HKT48」が17日、福岡サンパレスホテル&ホールで「HKT48 夏のコンサート2023」を開催。夜公演では、HKT48所属最後の1期生・本村碧唯(26)が卒業コンサートを行い、約12年のアイドル活動を終えた。

 2011年7月、14歳のときに1期生として加入。2013年3月のデビューシングル「スキ!スキ!スキップ!」で初選抜。以降、選抜常連メンバーとして活躍し、チームKIVでは、2017年4月から23年1月までキャプテンを務めた。

 高いダンススキルを持ち、グループのダンスユニット「Lit charm(リットチャーム)」発起人である本村。オープニングでは、ステージに1人で登場し、ダンスパフォーマンスを披露。自身が構成したセットリストは、冒頭から振り付けを担当したダンスナンバーが続き、圧巻のパフォーマンスを見せた。

 本村は「(卒業発表から)人生で一番短い8か月だったなって思ったんですけど、でもやりたいことはやりつくした8か月でした。悔いはないので、今日は本当に楽しむだけだなと思っています」と笑顔。ユニットパートでは、各チームや期ごとに分かれてのパフォーマンス。そしてユニットパート終盤に、チームKIVキャプテンを引き継いだ初代キャプテンの多田愛佳が登場すると、会場から歓声が上がった。

 さらに、卒業生で同じ1期生の今田美奈、植木南央、熊沢世莉奈、下野由貴、田中菜津美、深川舞子、松岡菜摘、村重杏奈、森保まどか、そしてAKB48へ移籍した中西智代梨がサプライズ登場。本村とともに思い出の楽曲「手をつなぎながら」を歌唱した。

 本編最後のMCでは、多田から「碧唯ちゃんにキャプテンを任せてよかったなと思いますし、12年間、本当にお疲れ様でした」と労うと、本村も涙を流した。

 アンコールでは、2011年7月のオーディション映像からスタートした本村の12年間の活動を振り返る軌跡映像が流れ、ドレス姿で再登場した本村はスタッフやメンバー、家族、そしてファンの皆様への感謝の気持ちを伝えた。

 本村は「まずはHKTのマネージャーの皆さんスタッフの皆さん、12年間本当にお世話になりました。私のやりたいことをたくさん実現してくれてありがとうございました。入ってきたころは子供で、敬語もまともにしゃべれずヒヤヒヤすることも迷惑をかけたことも多かったと思います。たくさん困らせて怒らせてしまってごめんなさい。でも皆さんのその愛情があったからこそ、私たちは学んで成長することができました。ありがとうございました」と感謝。

 その後、コンサートスタッフやメイクや衣装を担当するスタッフ、総合プロデューサーの秋元康氏、家族への感謝を吐露。

 そして、苦楽を共にしたメンバーに対しては「みんなと離れるのが一番寂しいです」と心境を告白。「たくさん私の力になってくれてありがとう。私はそんなにしっかりしていなくて、ダメなところもたくさんあります。でもみんながたくさん一緒に頑張ってくれたから、私はキャプテンとして胸を張ってステージに立つことができました。みんなと過ごしている時間が大好きで、みんなの成長を実感する時が一番幸せでした。全員の成長を見てきて、もう1期生がいなくてもみんなだけでこれからのHKTを作っていけると、私は思いました。不安もきっとあると思います。でも自分たちを信じてください。今までのように楽しく、だけど新しい魅力の詰まったHKTとして大きくなっていってください」と訴え、「頼んだよ、みんな!」と呼びかけた。