宮崎駿監督(82)の10年ぶりの長編アニメーション映画「君たちはどう生きるか」(スタジオジブリ製作)が14日、全国公開された。昨年末に公開され大ヒットした映画「THE FIRST SLAM DUNK」のように、事前に宣伝活動を行わなかった。これが吉と出るか、それとも――。

 今作は吉野源三郎氏の同名小説にインスパイアされたオリジナルストーリー、鳥のビジュアル以外には何も明かされないまま、公開日を迎えた。エンドロールで初めて主演の声を担当したのが山時聡真で、木村拓哉や菅田将暉も出演していること、主題歌は米津玄師の「地球儀」であることが分かった。

 ジブリの鈴木敏夫プロデューサーが明かしているように、これは国内で興行収入144億円を突破し、中国を筆頭に外国でも大ヒットした〝スラムダンク方式〟をマネしたもの。「スラムダンクは漫画やアニメで見ていた人は数知れず、宣伝しなくても世界観は分かった。一方、『君たちはどう生きるか』はそれほど知られておらず、熱心なジブリファン以外には届きにくいのではないか」(映画ライター)

 となると、映画を見た人の口コミが大事になってくる。実際にスラムダンクがヒットしたのも、口コミに頼る部分が大きかった。「SNSでは賛否がくっきりと分かれている印象です。ハマる人はとことんハマるけど、刺さらない人には全く刺さらない。金曜日の段階で週末3連休の予約状況にはまだまだ空きがあります。今までのジブリ作品のような大ヒットとなるか、今の段階では確信は持てません」(同)

 映画関係者は「宮崎監督の集大成にして、豪華キャストが勢ぞろいしただけに、振るわない結果となることは避けたい」としているが、果たして――。