脳科学者の茂木健一郎氏が12日、ツイッターを更新。「七月大歌舞伎」昼の部「菊宴月白浪(きくのえんつきのしらなみ)」の感想を投稿した。

 市川猿之助容疑者の〝一家心中〟事件で揺れる澤瀉屋は、出演を予定していた猿之助に代わり、市川中車が代役を務め同作を上演。劇場の両側をつかった宙乗りなどを見事にこなし、話題を呼んでいる。

 先代の市川猿之助さん(父・猿翁さん)が好きだという茂木氏は、同作を鑑賞し「いろいろ大変なことがある『澤瀉屋』だけれども、今は、みんなが力を合わせて、中車さんを中心として盛り上げていこうという気持ちが伝わる素晴らしい舞台だった」と感想を投稿。

 また歌舞伎を〝イノベーション気質〟に満ちていると表現し「廻り舞台や、宙乗り、早変わり、本水、だんまり(今で言えばスローモーション)など、すべて江戸時代に行われている。だから、どんなに思い切った演出をしても、それは歌舞伎にとっては本寸法である」と分析。

 その中でも「菊宴月白浪」は、現代的にアップデートされた舞台だと高く評価し「波乱の中、『菊宴月白浪』には、歌舞伎の本道を澤瀉屋で盛り上げていこうという情熱が感じられた」と絶賛した。