ボクシングの前世界バンタム級4団体統一王者の井上尚弥(30=大橋)の対戦相手に、あの〝悪童〟が名乗りを上げた。井上は7月25日に東京・有明アリーナでWBC&WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(米国)と対戦を控えている。

 そうした中、メキシコ紙「RECORD」は「ルイス・ネリは、すでに井上尚弥のことを考えている。このメキシコ人ボクサーは井上との次の試合に向けて交渉中」と報じた。元世界2階級制覇王者のネリは、7月8日に母国メキシコでフローイラン・サンダール(フィリピン)と対戦する予定。2月にはWBC世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦でアザト・ホバニシャン(アルメニア)にTKO勝ち。現在はフルトンが保持するWBC王座への挑戦権を獲得している。

 同紙は「ネリは今年2戦目のサルダール戦まであと2週間を切ったが、あくまでテストにすぎない。すでに2023年末に日本で井上尚弥と対戦する話が持ち上がっている」と報道。その上で、ネリが「すでに(井上とプロモート契約を結ぶ)ボブ・アラム(トップランク社CEO)とは話をしていて、(年末の井上戦は)イエスだ」「フルトンが勝てば、彼はベルトを返上して126ポンド(フェザー級)に転向する。もし井上が勝てば、私がナンバーワンで正式な挑戦者だから、とにかく彼と戦わなければならない」と語ったことを伝えた。

 モンスターの対戦相手を巡っては、WBA&IBF同級王者マーロン・タパレス(フィリピン)が井上との頂上対決を熱望しており、フルトン戦の会場を訪れて観戦する予定。井上自身も「当然かなと思う。気になるだろうし、対戦したい気持ちなのだろうと思います。そういう流れになればいいんじゃないですか」と語り、年内の4団体統一も視野に入れている。

 井上側から見れば、現時点でネリとの対戦するメリットはないに等しいが…。果たしてどうなるか。