【今週の秘蔵フォト】活動期間わずか5年足らずながら、清楚かつキュートなルックスで芸能界を駆け抜けていったのが木之内みどりだ。

映画で才能を開花させた
映画で才能を開花させた

 1957年6月北海道・小樽市出身。中学3年生のときに日本テレビ「サンデー・ヒットパレード」の「ミス・ティーン・コンテスト」で準優勝。阿久悠から才能を評価され上京。74年5月に「めざめ」でデビューした。レコードよりもブロマイドの売り上げや、CM出演で評判を高めるなどじわじわと知名度を上げていった。

 1977年10月29日付本紙では当時20歳の木之内のインタビューが掲載されている。見出しは「成熟する“小樽の美少女”」。ここまでシングル9枚、LP8枚を出すも、いずれもチャート60~70位程度止まりだったが、この年に一気にブレークを果たす。前年に萩原健一主演の日本テレビ系「前略おふくろ様」の好演で評価を高めると、水島新司原作の人気野球マンガ「野球狂の詩」で主演の水原勇気を演じ、一気に全国的な人気者となった。

「野球狂の詩」の水原勇気役で人気者に
「野球狂の詩」の水原勇気役で人気者に
「さびしがり屋みたいな女の子の役もやってみたい」
「さびしがり屋みたいな女の子の役もやってみたい」

 

「(小樽では)山でスキーをしたり、かまくらを作ったりして遊んでいた」という美少女は、映画で才能を開花させた。「みんなで作っているという感じがいいし、いろんな役をやれるでしょう」とはにかんだ笑顔を見せた。

 さらにはこの年、TBS系「刑事犬カール」とフジテレビ系「まひる野」にレギュラー出演。特に「刑事犬カール」ではちびっ子ファンのアイドルにもなり、主題歌の「走れ風のように」をヒットさせた。それでもはにかみ屋の面は消えず「テレビカメラの赤いランプがついて撮られているなと思うと、もうダメなの。この間のショーの時はカメラの横に岡田真澄さんが立って話しかけてくれて…」と明かした。
 
 この日は黒の厚手のブラウスにロングスカート、ブーツと大人っぽい雰囲気を漂わせ「ワルで突っ張ってるんだけど、本当はさびしがり屋みたいな女の子の役もやってみたい」と夢を語った。

「めざめ」で歌手デビュー
「めざめ」で歌手デビュー

 しかし翌78年9月にベーシストの後藤次利とのロマンスが発覚すると電撃引退。後藤とは結婚→離婚後、90年に俳優・竹中直人と再婚。現在は専業主婦として幸せな日々を送っている。