ボートレース大村のGⅠ「開設70周年記念 海の王者決定戦」は31日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の毒島誠(39=群馬)がイン鋭発から逃げ圧勝。通算72回目、GⅠは16回目の優勝を飾った。
「歴史ある(大村の)70周年記念を事故なく終わることができてホッとしています」
表彰式での第一声は自分の勝利を喜ぶというより、ファンや関係者への気遣いの言葉だった。過去の偉大な先輩レーサーたちが背負ってきたものを、今こうして毒島が引き継いでいる。第一人者としての風格が漂うのも当然だ。
平凡機を仕上げ王道の逃げ。当日は「(エンジンを)いじらないことを目標に。スタートはゼロ台に入ったぐらいだと…。スタートが決まったので集中して回りました」と泰然自若のレースぶりだった。
「〝勝ち過ぎるやつは腹が立つ〟と、腹を立ててもらえるような選手になりたい(笑い)」と理想のレーサー像を語ったが、気配りも満点の毒島が勝ち過ぎても、腹を立てる人間は皆無だろう。












