2014年の「第39回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリに輝いた経歴を持つ歌手の生田若菜(29)が、昨年まで所属した芸能事務所に損害賠償を求められて提訴され、波紋を呼んでいる。ほかにも、内村光良やEXIT兼近大樹らが出演する日本テレビ系人気バラエティー番組のドタキャンや衣装の〝借りパク〟も判明。一体何があったのか――。

 生田は審査員の満場一致でグランプリを獲得後、ホリプロ所属で活動開始。2016年に「栞菜智世」(かんな・ちせ)と改名し、同年にシングル「Hear~信じあえた証~」でデビューした。同曲は、俳優の藤原竜也、女優の有村架純らが出演した映画「僕だけがいない街」の主題歌に起用された。

 また、3枚目のシングル「Heaven,s Door~陽のあたる場所~」は、石原さとみが主演した日テレ系連続ドラマ「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」(同年)のエンディング曲を担当。その美声は「和製セリーヌ・ディオン」とも称された。

 ホリプロから期待されたスター候補は17年に電撃退所。2年間の休養を経て19年に別の事務所に所属して「若菜」と改め、リスタートした。

 昨年6月にまた別の事務所に移籍。「生田若菜」として再起をかけた。だが、さまざまなトラブルが発生。同11月19日を最後に音信不通になり、事務所は公式サイトで、同月末での契約終了を発表していた。

 そんななか、この最後の所属先だった事務所が今月8日、生田を相手取り、損害賠償を求めて東京地裁に提訴していたことがわかった。

 訴状によると、生田は出演予定だった主演舞台「榊美麗のためなら僕は…ッ!!」をドタキャン。これにより、昨年12月6~11日に公演予定だった舞台は延期に追い込まれた。事務所はこのほかにも被害があると主張し、計400万円超を求めている。

 また、生田は昨年11月、日テレ系「THE突破ファイル」(毎週木曜午後7時)の出演をキャンセル。内村やサンドウィッチマンの伊達みきお、富澤たけし、EXITの兼近やりんたろー。らが出演する人気番組だが、ここでもトラブルに発展していたわけだ。

 テレビ局関係者は「あのウッチャンや兼近との共演の可能性もあったのに残念です」と話す。

 生田は父親の借金返済や生活費で困窮していたそうで、事務所側に約21万円の借金をしていたという。仕事で使うために事務所が費用を負担した衣装(約5万5000円)を借りたまま、返却していないというトラブルも発覚している。

 事務所は取材に対し、「本人は手取りで毎月40万円ほどはあったはずですが、振り込みの時に見た口座には、残金はほとんどありませんでした」と説明。「精神的に参っていて薬を服用している様子でした。昨年10月下旬ごろからは頬がこけるなどの異変もあり、心配しています」と話している。

 生田の代理人弁護士に事実確認すると、「訴状を受け取っていないので、コメントできない」とした。

 周囲は、舞台や日テレ系番組をドタキャンした生田の状態を心配しているという。