逆風にさらされるお笑いコンビ「EXIT」兼近大樹(31)が平常運転モードに入った。広域強盗事件の指示役「ルフィ」とされる渡辺優樹容疑者との過去の接点が報じられ、一部イベントの出演を見合わせになるなど影響を受けていた。
1日に自身のユーチューブチャンネルで過去に渡辺容疑者と知り合いだったと認めたが、今回の強盗事件には関与してないと断言。しかし、その後もSNS上の過去の投稿が蒸し返され、さらに相方のりんたろー。にも飛び火。コンビ揃ってツイッターの過去の投稿が炎上する事態になっている。
渦中の2人は15日、「めざまし8」(フジテレビ系)にスペシャルキャスターとして出演。兼近は広域強盗事件について「今は全く関係ないとはいえ、過去に知り合いだった人が(世間を)騒がせていることに関しては申し訳ない気持ちはあります」と陳謝した。「僕は被害者の支援はもちろん、加害者に回らないように。そういうところにも目を向けていきたい」と誓った。
自身のユーチューブチャンネル、ABEMA「変わる報道番組#アベプラ」で広域強盗事件について触れてきたが、地上波の「めざまし8」で言及したことは大きな意味を持ちそうだ。
兼近は「ダウンタウン」松本人志、明石家さんまらからエールを送られている。番組制作関係者によると、先日も都内で行われた、さんまが司会の「ホンマでっか!?TV」(フジ系)の収録に参加。本人は可能な限り、これまで通り仕事をこなそうとしている。
「他局もフジに追随するのではないでしょうか。闇営業問題では芸人が容赦なく処分されましたが、今回は全く違う対応。吉本が本気で守ろうとしているのが分かる。兼近はテレビのままのいいヤツで、悪く言う人はなかなかいないですから」(前出関係者)。逆境の〝出口〟が見えてきたか。