奈良競輪GⅢ「開設72周年記念 春日賞争覇戦」が4日、3日目を開催する。準決11Rに挑む松井宏佑(30=神奈川)が気になる存在だ。
初日特選12Rでは脇本雄太(33=福井)を相手に先行勝負に挑んだが、瞬く間に出切られてしまった。3番手にハマり、3着をキープしたものの力の差を痛感。しかし、初日にフルにもがいたことで、存分に刺激が入った。
4日制では、初日に踏んで脚を動かして状態を確認。2、3日目にリズムをつかんで決勝へ進むような、4走をフルに使ったレースがしている印象がある。決勝の勝敗はともかくとして、自力選手の勝ち上がり方としては理想的だ。
その要因を〝ナショナルチームにいたからでは〟と本人は話す。
「以前は調整せずに競輪を走ることがほとんど。だから前半に疲れを抜き、徐々に調子を上げることに慣れているのかも」
デビューからナショナルチームと競輪の二刀流をこなしてきたが、昨年秋に競輪一本で戦うことを決めた。今は改めて〝競輪〟と向き合い、体に叩き込んでいる。2日目は、以前ならば赤板で動かず、6番手に置かれていたかもしれない。それがすぐさま仕掛けを正し、構えることなく前に出た。
「実戦を重ねて、他の選手の動きに対応できるようになってきた。競輪選手の動きですね」
準決11Rも油断のない運びで、東龍之介(33=神奈川)を連れ込むか。












