瀬戸内7県を拠点に活動するアイドルグループ・STU48内の7人組ユニット「STU48瀬戸内PR部隊Season2」が22日、東京ドームシティホールで全国ツアー東京公演を開催した。

 同ユニットは、8thシングル「花は誰のもの?」企画で、ファン投票で選出された7人で結成。3月1日発売の9thシングル(タイトル未定)でもセンターを務める石田千穂(ファン投票1位)を筆頭に、2位・沖侑果、3位・福田朱里、4位・尾崎世里花、5位・中村舞、6位・吉崎凜子、7位・高雄さやかと期待のメンバーが顔を揃える。

 ライブは、6thシングル「独り言で語るくらいなら」に収録された、初代〝STU48瀬戸内PR部隊〟の楽曲「僕はこの海を眺めてる」で幕開け。その後、デビューシングル「暗闇」から7thシングル「ヘタレたちよ」まで楽曲をリリース順に披露した。

 中盤では、今回のツアーでセットリストを担当する中村が考案したユニットコーナーで魅了。石田&中村&高雄によるAKB48の楽曲「ハート型ウイルス」などをパフォーマンスした。

 アンコールでは、3月1日発売の9thシングル(タイトル未定)に収録される、同ユニット新曲「笑顔のチャンス」を初披露。2月1日にグループの公式ユーチューブチャンネルで、ミュージックビデオ(MV)がプレミア公開されることも発表された。

 福田は「MV撮影も終えていまして、この衣装で踊っています」と報告。撮影エピソードを振られると、高雄は「その日はすごく寒くて、風が強くて、前髪や横髪全部が前にバァ~ってなったけど、みんなで頑張った」と告白。中村も石田も「とにかくめっちゃ頑張った!」と声を揃えた。 

 福田は「とにかくSTU48のMV撮影は毎回寒いですから」と苦笑い。それでも吉崎と尾崎は「寒かったけど、私たちはアイスを食べた。美味しかった」と笑った。

 さらに、4月8日(1公演)、9日(2公演)に広島国際会議場 フェニックスホールで6周年コンサートの開催することを発表した。

 3月にグループ結成6周年を迎えるSTU48は、現在3期生オーディションの真っ最中。福田は「もしかして3期生(お披露目)的な…」と予想。石田は「(STU48の曲を)全部やっちゃうみたいな!」と胸を躍らせた。

 昨年は「花は誰のもの?」がロングヒットし、多くの音楽番組に出演。グループ結成からの夢であるNHK紅白歌合戦への出場は叶わなかったが、今年はスローガン「越えてゆけ。」を掲げ、さらなる飛躍を誓っている。

 最後に、石田は「ファンの方とメンバーもスタッフさんとも全員でチームになって『超えてゆこう!』という気持ちです。ぜひ2023年もお願いします!」と決意した。

 ファンの投票によって選ばれた5県を回る今回の全国ツアー。すでに昨年10月に神奈川公演、同11月に長崎公演を終え、今月28日にメンバーの体調不良で中止となった沖縄公演(ミュージックタウン音広場)の代替公演を開催する。