◇平高奈菜(35)香川支部100期

 大みそかにティアラを戴冠するのは誰か――。ボートレース住之江のプレミアムGⅠ「第11回クイーンズクライマックス」が28日に幕を開ける(シリーズ戦は26日開幕)。SGウイナーの遠藤エミ、〝夏の女王〟香川素子、大会連覇を狙う田口節子が〝冬の女王〟の座を巡って激しい戦いを繰り広げるが、SG優出を果たした平高奈菜も忘れてはいけない。カウントダウンコラム「女子新時代へ」第2回では平高が意気込みを明かした。

 5月の宮島オールスターで女子レーサーでは史上5回目となるSG優出を果たした。直前SGとなる大村クラシックで遠藤エミが女子初のSGVを達成した直後とあって〝女子の底力〟を見せつける形になった。

 その一方で今年は4月に3V、5月は1V&SG優出と活躍したが6月以降は優勝なし。優出も6月に2回、10月に1回と本来の力を発揮することができなかった。「今年はあまり良くなかったですね。SGで優出はあったけど、その他が良くない。ここ数年の中で一番調子が悪かったですね。エンジンのせいにしてはいけないけど、直せなかったし、調整が合わなかったです。なんで私が賞金ランク2位にいるのか、自分でも分かってないくらいです」と振り返る。

 ただ、悪い流れを自力で断ち切ることができるのも強みでもある。2022年を締めくくる大一番に向けても悲壮感はない。「調子は決して良くないけど、それなりに調整が合えばいつも通りに走れると思います。大丈夫だろうってね」とサラリと言ってのける。

 クイーンズCは2020年の第9回大会(浜名湖)で優勝している。初戦は2号艇で2着、2戦目も4号艇で2着と手堅くまとめるとトライアル最終戦は2コースから差し切って快勝。優勝戦もしっかり逃げ切ってティアラを戴冠した。

 昨年は1号艇スタートで白星発進も2戦目、3戦目は抽選で連続6号艇。それでも1、1、4着とまとめてファイナル絶好枠を獲得したが、波に乗り切れなかったのか3着に敗れ、連覇は逃した。それだけに「あとは抽選。昨年みたいに6枠を引かないようにしないとダメですね。1番最初に引いて6枠だったときは相当にショックですから…」と苦笑する。

 住之江は2020年のSGオールスターで予選突破。準優勝戦も先頭をうかがう場面もあるなど見どころをつくった。昨年6月のオールレディースでもVと実績十分。「水面は好きですよ。みんなが思うほど乗りにくいとは思わない。むしろ乗りやすいと思ってるくらいですから。あとはスタンドで観戦されてるファンとの距離が近いのがいいです」とニッコリ。

「最終日、表彰台に上がることができるように頑張ります」。2回目のティアラ戴冠を目指して持ち前の攻撃力を発揮する。