カタールW杯の混乱ぶりについて、22日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」が特集した。

 史上初の冬季開催となったカタール大会は、開幕前から開催にあたって買収疑惑が報じられ、ほかにも性的マイノリティーと女性の人権問題や宿泊施設の劣悪さなどが問題視されてきた。特に人権問題は大きく取り上げられ、W杯開催決定後、6500人以上の移民労働者が死亡。そのうち37人がスタジアム建設に関わっていたとされている。

 カタールの人権問題が大きな注目を集めていることに、FIFAのインファンティノ会長は「ヨーロッパ的価値観から批判するべきじゃない。我々ヨーロッパ人がこれまで世界でしてきたことを考えると、謝らなければならない」と、カタールの文化として擁護する姿勢を見せている。

 これに元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏は「イスラム教の問題も関わってくるから、そこに立ち入らないってことでおっしゃったと思うので一理あると思います。ただ、直接的に言うと政治介入だとか、その国に対する宗教的なものに直接訴えることになるから、あえてスポーツの場でスポーツ選手が間接的な形で意見を表明するという形もある」と指摘した。

 そんななか、21日のイングランド対イラン戦では、イングランドの選手たちが試合前に人権問題に抗議する〝片膝ポーズ〟を行ったと紹介。また、イングランドとオランダの選手たちが、21日の試合で多様性と寛容性を訴える「One Love」の腕章を試合で着用する予定だったが、政治的行動を禁じるFIFAから「着用した場合は主将にイエローカードを出す」と警告されて、断念したことも伝えられた。