ザ・ドリフターズの仲本工事さん(本名・仲本興喜)が19日、交通事故による急性硬膜下血腫のため亡くなった。晩年は27歳下の歌手で妻の純歌(54)と別居し、盛んに〝不仲説〟が流れていたが、本当の関係はどうだったのか。仲本夫妻と関係の深かった西口プロレスのアントニオ小猪木(51)が仲本さんを追悼し、真相を語った。

 小猪木と仲本さんの出会いは、1日に亡くなったばかりの故アントニオ猪木さんの古希祝いパーティー。あいさつを交わして連絡先を交換し、交流が始まった。

 2014年に小猪木が身長182センチの国際派モデル・瓜谷はるみと〝身長差24センチ婚〟した際には、2人で披露宴に駆けつけて、デュエットで歌を贈った。小猪木は「結婚するんですと話したら、歌うよと言ってくださった。ギャラをいくら包もうかと悩んだが『そんなのいらない。お祝いだからね』って。優しい方でした」と振り返る。

アントニオ小猪木の披露宴で熱唱する仲本工事さんと妻・純歌
アントニオ小猪木の披露宴で熱唱する仲本工事さんと妻・純歌

 3度の結婚歴がある仲本さんは、小猪木に歌とともにアドバイスを贈った。「男は尻に敷かれていい。それが円満の秘訣。俺はドリフでは長さん(いかりや長介さん)、家では女房に引っ張ってもらっている。そういう人生もいいものだよ」

 流れに逆らわず、いつも笑顔を絶やさない。「寡黙でいつもヒザにペットを乗せてうたた寝されていました。優しくおだやかで飾らない人柄。スターのおごりなどかけらもない方でした。純歌さんと歌を歌っている時が、一番楽しそうでしたね。どうか、いかりやさん、志村さんのところでゆっくりしてください」

 晩年は週刊誌で夫妻の別居が報じられ「不仲説」が流れたが、小猪木は「夏に純歌さんのカレー店で開かれた仲本さんの誕生会でお二人にお会いしましたが、別にそれまでと変わらずごく普通でしたよ。とても仲が悪いようには見えませんでした。仲本さんは放任主義というか、純歌さんのやりたいことを一切否定しない方でした。お互い年を重ねる中で、奥さんが好きなこと、やりたいことを優先してほしいというだけだったと思いますよ」と話す。

 25日には西口プロレスの10月興行(新宿FACE)で尊敬する猪木さんをテンカウントで追悼する予定。さらにファンの前で仲本さんへのメッセージも伝えるという。「仲本さんは西口の興行にも何度か足を運んでくださり、リングサイドでご祝儀をいただきました。本当によくしていただきありがとうございました」。小猪木は涙をこらえながら声を絞り出した。