スペイン1部レアル・マドリードが今夏に同1部レアル・ソシエダードへ〝放出〟した日本代表MF久保建英(21)の買い戻しに乗り出す可能性があると、同国メディア「FICHAJES」が伝えている。

 欧州リーグ1次リーグ初戦(8日)となったマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)戦で好プレーを披露し、金星に貢献。同メディアは「コンスタントにサイドへ顔を出し、優れた垂直性、技術力、スピードを発揮し、欧州の大舞台で相手に脅威を与えた」とし「日本人のパフォーマンスに、Rマドリードはかなりの関心を持っている」と報じた。

 今夏にRソシエダード入りした久保だが、契約元だったRマドリードは50%の保有権を維持しており、このまま覚醒を果たせば、自クラブに引き戻す方針という。同メディアは「Rマドリードはレンタル中のすべての選手、または買い戻しオプションのある選手のため、特に日本人の試合に注意を払っている」と指摘した。

 実際にRマドリードはクラブの利益のためなら「契約破棄も当然」と考えており、2019年には2年間のレンタルでRソシエダードに貸し出したノルウェー代表マルティン・ウーデゴール(現アーセナル)がブレークすると、わずか1年で復帰させた。久保が今後も活躍を続ければ、最短で移籍が可能となる来年1月にも〝白い巨人〟に復帰させる可能性があるわけだ。

 同メディアは「(ブラジル代表FW)ビニシウスがスペイン国籍を取得し、EU圏外枠に空きがあるため(久保の)リターンもありえる」と伝えているが、早くも出戻りはあるのだろうか。