サッカー元イングランド代表キャプテンのデビッド・ベッカムが現地時間16日、ウェストミンスター宮殿にエリザベス女王の弔問に訪れた。午前2時に一般弔問客の列に並び、13時間以上たった午後3時30分、棺に到着し、数秒間、頭を下げ、涙をぬぐって、次の弔問客に場所を譲った。

 ベッカムは箱買いしたドーナツを他の客と分かちあいながら、約8キロの列に並んだ。

 参列後、英メディアITVの取材に「家族を代表して、1人で来ました。(2003年に)女王陛下から、OBE(大英帝国勲章)を授与された特別な瞬間を思い出し、会葬の列に並ぼうと思った。祖父母は私を王室ファンとして育てました。ステップアップし、(サッカー代表として)名誉を得て、そして女王陛下と話をすることができ、私はとても幸運でした。(女王の死を)理解するには長い時間がかかると思います」と語った。

「私が国を代表すること、国のキャプテンであること、スリーライオンズ(イングランド代表)のシャツを着て、腕章をつけて、『ゴッド・セイブ・ザ・クイーン』を歌うたびに、私たちにとって、そして、すべての人にとって非常に特別であることだと感じました」。

 ベッカムは列の中で目立たないように黒のスーツを着て、帽子をかぶっていた。列に並んでいる間、ほかの客もベッカムに気づいても、大騒ぎすることはなかったという。