英国の故エリザベス女王のひつぎが13日夜、長女アン王女に付き添われ、北部スコットランド・エディンバラからロンドンのバッキンガム宮殿に到着。宮殿ではチャールズ国王やウィリアム皇太子夫妻らが出迎え、その中にはヘンリー王子&メーガン妃の姿もあったと欧米メディアが伝えた。

 同夜、女王旗で覆われたひつぎを乗せたガラス張りの霊きゅう車は雨の中、多くの市民が沿道で出迎えるロンドンの市街地をゆっくり走りながら宮殿に向かった。その女王を納めたひつぎは、実は30年以上前に製作され、用意されていたことが分かった。

 英王室歴代の葬儀を執り行なってきた葬儀社レバートン&サンズの代表アンドリュー・レバートン氏は以前、英紙タイムズに、「女王のひつぎはブリティッシュオークを使用しているが、今ではとても貴重なものになっている」とし、「現在はアメリカンオークを使っている」と明かしていた。さらに、ひつぎは鉛で縁取りされているため非常に重く、衛兵8人で運ぶことになっているという。

 レバートン氏は、「こういうものはいち日で作れるものではない」とし、さらに、ひつぎの上には英王室伝統の装飾品が施されると説明した。

 英紙テレグラフによると、王室のひつぎは伝統的に英国東部ノーフォーク州サンドリンガムにある「サンドリンガム・ハウス」敷地内のオークの木から作られてきた。昨年亡くなったフィリップ王配のひつぎもサンドリンガムのオークが使用されたと英メディアは伝えている。

 サンドリンガム・ハウスは女王の私的な別邸で、休暇には女王ら王族が過ごすことで知られる。現在は女王の跡を継ぎ、チャールズ国王所有となった。