〝少年革命家〟でユーチューバーのゆたぼん(13)が30日、「ゆたぼんスタディ号」で全国行脚の旅をスタートさせた。東京タワーで行った出発式には、元迷惑系ユーチューバーのへずまりゅうやクラウドファンディングで最多金額を出資した赤汁王子らが駆け付け、ゆたぼんの門出を祝った。

 ゆたぼんスタディ号はゆたぼんが長年、構想していた企画で、日本全国を周り、同じ境遇にある不登校児や悩みを抱える子らと触れ合い、学びの場を提供する。東京を皮切りに関東、中部、東北、北海道、近畿、中国、四国、九州を約4か月かけて回る。この間、ゆたぼんは家がある沖縄に戻ることはなく、運転役を務める父親の中村幸也氏とともに親子2人での旅となる。

 中村氏は「クラファンで支援してくれた人と会ったり、フリースクールの見学のほか、毎日、何かしらが予定が入っています。そのほかにゆたぼんの社会科見学で、日本全国のお城や名所を見て回って、ゆたぼんも旅を通して学べることを学んでほしい」と話す。
 
 ゆたぼんは「ずっと前から計画していて、ようやくっていう感じですね。4か月、行きっぱなしだが、これは二度と経験できないので、全力でやりたい。日本中の人に元気と勇気を与えたい。今日はこれから鎌倉大仏を見に行きます」と喜びを隠せない。

 クラファンでは487万円を集め、最も金額がかかったのはトラックを改造したゆたぼんスタディ号だ。ボディーの片側にはゆたぼん、反対側にはへずまりゅうや赤汁王子の写真が大きくプリントされ、道行く人からは「へずまが参院選に出ているの?」「選挙カー」と勘違いされるほどインパクトは抜群だ。

 初めての長旅で、トラブルやアンチとの遭遇なども想定されるが、ゆたぼんは、「もし困ったことがあったら、へずまっちと赤汁さんにDMします」とピンチ時には〝救済カード〟として、2人を指名。へずまは「いつでも飛んでいきます」と約束し、ゆたぼんの旅の無事を祈っていた。