芸能リポーターの島田薫氏が2日、ABCテレビ「news おかえり」に出演。俳優・香川照之の〝性加害報道〟について解説した。

 香川は一連の報道が影響し、金曜司会を務めていた「THE TIME,」(TBS系)の降板が決定したほか、CMは続々と終了。またこの日、NHKは香川がプロデュースし声優も務めるアニメ「インセクトランド」(Eテレ)について、5日以降の放送を取りやめると発表した。

 この動きに島田氏は「各社様子見という状況だったが、昨日(週刊)新潮と(週刊)文春が発売され、新たな暴力行為やパワハラ報道があり、これが決定打となって急転直下、バーっと動き出した感じ」と指摘。CMについては「大手のトヨタ自動車が『NO』と言ったことが大きかった」と分析した。

 また、香川はこの日「THE TIME,」で生謝罪。「今の私の〝生の声〟は、さまざまな不信感や不快感を視聴者の皆さまに与えてしまう」「今の私の〝生の声〟は、その意味では説得性がありません」などを述べたが、島田氏は「だから、俳優を続けていくつもりはもちろんある、という気はした」と感想を語った。

 さらに取材の場で見た香川の〝意外な素顔〟として島田氏は「同じ場面を見てても、見る人によって違ったりする」と前置きし「見る人によっては『ムードメーカーで体を張って、このキャリアでやってくれるんだ、すごいね』っていう人もいれば、『それを強要されるからキツい』って思う人もいたり…。ほんとに受け止め方によっていろいろだったんです」とぽつり。

 続けて「あとすごく頭がいいので、人の話を全部聞かないで『あ、分かった』ってなっちゃうから、それが冷たく見えるっていうのもあったかもしれない」と察していた。