ボートレース浜名湖のSG「第68回ボートレースメモリアル」は26日に予選全レースを終了。シリーズは佳境の5日目(27日)の準優勝戦に突入する。

 地元主役として期待された菊地孝平(44=静岡)は3日目終了時点で得点率首位に浮上し、機力万全の状態で予選最終日を迎えた。勝てばトップ通過確定の状況となった7Rで、5コースからコンマ01のトップスタートで攻め込み、まくり差して快勝した。

「お客さんの声援も聞こえたし、うれしかった」とニッコリ。「ここまで舟足も流れも良くて、うまくいきすぎて逆に気持ちの面でフワフワしている部分もあったけど、何とかここまでこれた。インからしっかり行くイメージは3日目にすでにできている」と今後の戦いにも自信をのぞかせた。さらに「自分の記憶の中では、これがSGでは3回目のトップ通過です」と胸を張った。

 足は全部が強力で文句なしにトップ級。「不安要素は何ひとつない」と力強く言い切るように、あとは自分との戦いだ。

 SG優勝は2016年の桐生メモリアル以来6年、遠ざかっている。「44歳と言えば世間では中堅世代だけど、僕はまだチャレンジャーの気持ちで上を目指している。6年前は小学生だった息子も今は中学3年になった。オヤジのやっている仕事を前よりもっと理解しているからこそ、しっかりと見せたいんですよね。僕は黙って背中で語れる男でありたい」とSGVへの思いを明かした。

 準優を前に「気持ちを落ち着かせてあと2つ集中するだけ」との語り口にも自然と力がこもる。