先日公開されたばかりのB級特撮ラブコメ映画「超伝合体ゴッドヒコザ」で、存在感を放っているのが、元「SKE48」で女優の磯原杏華(26)だ。アイドル時代は諦めずにコツコツ努力する姿がプロデューサーの秋元康氏に評価され、“遅咲きアイドル”として地位を確立した。現在は女優として映画や舞台で活躍している。そんな磯原に特技を聞くと、意外な答えが返ってきた。

 同作は、江戸時代の三河(愛知)出身武士、大久保彦左衛門の子孫である男性研究員が女性研究員と“合体”してこけし形ロボット「ゴッドヒコザ」に変身し、悪の宇宙人と戦う物語。男性研究員を俳優の八神蓮が、女性研究員を綾瀬はるかのモノマネタレントの沙羅が、新人研究員を磯原がそれぞれ演じた。監督は“バカ映画”の巨匠、河崎実監督。

 昨年11月の1週間、愛知南部の幸田町(こうたちょう)でオールロケを敢行。キャストは磯原を含めてほぼ愛知出身で、現場は笑いが絶えなかった。

「沙羅さんがずっとモノマネしてくださいました。綾瀬さんが言いそうなセリフで、『ペニシリン、ペニシリン』と(苦笑)」。TBS系連続ドラマ「JIN―仁―」(2009、11年)で綾瀬が言いそうなセリフを連発して盛り上げた。

 磯原は09年にSKEに加入。松井珠理奈と松井玲奈がダブルセンターだったグループ17枚目のシングル「コケティッシュ渋滞中」(15年)で、初めて選抜入りした。デビュー6年での選抜入りはグループ最遅記録で、まさに遅咲き。プロデューサーの秋元康氏らからコツコツ努力するタイプと評された。

 16年に卒業。芸能事務所ボックス・コーポレーション所属で、主に舞台や映画で活躍している。

 得意とするのは、椅子に座っているような姿勢をキープする、いわゆる空気椅子。これに話が及ぶと、自ら披露した。背筋をピン!と張ったキレイな姿勢で、そこに椅子があるように見える。

「太ももはプルプルします」と言うが、「クラシックバレエとかダンスをやっていたからか」下半身が安定している。

 空気椅子が得意だと気づいたのは、SKE時代のチームE公演「パジャマドライブ」(11~12年)のレッスン中だった。

「振り付けで、みんなで横一列になって空気椅子の姿勢を取るのがありました。そこで『めちゃくちゃキレイだね』と舞台監督さんに言われて。メンバーもほめてくれました。当時は1分くらい空気椅子はできましたけど(苦笑)」

 酒好きの顔もある。

「コロナ禍前は飲みに行くと、ハイボールばかり5杯ほど。(酒は)弱くはないです」というから飲めるタイプだろう。

「ハタチになった当初から飲めました。両親が割と強いので。私も飲めるだろうなと思っていたら、やっぱり飲めました」

 酒が進んでも「明るいままで、でっかい声でしゃべります。時間がたつと眠くなって、顔には一切出ないけど、目がどんどん垂れてくるみたいです」と笑った。

 アイドル時代は苦しい時期があったが、露出をめぐる激しさから「椅子取りゲーム」とも評される芸能界でポジションを確立している。