落語家の桂文珍(73)が8日、大阪市のなんばグランド花月で「吉例88 第40回桂文珍独演会」の開催会見に登場した。

 同イベントは、文珍が毎年8月8日に同所で開催する夏の風物詩。ゲストには「笑点」で人気の桂宮治を招き、文珍は高齢化とデジタル難民の落差をテーマにした「デジナン」と古典の「らくだ」を演じた。

 毎回、まくらで時事ネタいじりをしている文珍だが、大入り袋(中身は5円)が配られる盛況ぶりに「せめて500円くらい入れたかったんですけど、AOKIホールディングスの肩書もないし」と東京五輪・パラリンピック組織委を巡る資金提供問題をチクり。

 さらに、前座を務めた弟子の桂楽珍が「9月1日に桂〝ワクチン〟を襲名します」と笑わせたネタを引き取り、「弟子の楽珍が〝ワクチン〟に襲名と言いましたが、師匠の私も変えます。桂〝プーチン〟。世界中を敵に回してるなぁ」とかぶせた。

 芸歴40年については、「40年前はファミコンができて、5年後に『さんまの名探偵』というゲームが出た。私はいきなり殺されるというキャラクター。1円ももらいませんでした」などと懐かしんだりしながら、「あっという間でした」と回顧。

 ファンに向け、「40年を迎えられたのは、ひとえに皆さま方のおかげ。あと何年できるか分かりませんけど、一生懸命健康に気をつけながら頑張ってまいりたい」と今後の抱負を語った。