岸和田競輪GⅠ「第73回高松宮記念杯競輪」は19日に最終日を開催する。
 
 準決1着で12R決勝に進出した佐藤慎太郎(45=福島)だが、当初は笑顔はなかった。ワンツースリーが決まったかに思えたが、2位入線の渡部幸訓が失格。「結果的に(小松崎)大地とワンツー決められたが、番手は前の選手を残してこそだし、自分としては0点に近いレース。自分の中の競輪ファンが、佐藤慎太郎を叱っている」と厳しい自己評価だ。

 5月には親交の深いボート選手の原田幸哉が宮島オールスターでSGを制覇した。その優勝会見で佐藤の話が出た際「彼がダービーで2着になったのを見て刺激を受けた」と、いい関係性を口にした。「あの後、すぐに電話やラインが来たよ」と佐藤も言う。

 ちなみにボートの原田は準優、優勝戦を連勝で制した。佐藤も準決を快勝し、決勝はくしくも優勝戦の原田と同じ色の3枠となった。「同じ〝3号艇〟ということで、勝利の美酒を味わいたいね。決まり手はまくりを差す、まくり差しかな」と、原田の決まり手になぞらえて笑った。

 同じ公営競技の仲間に後押しを受け、2003年高知の全日本選抜以来となるGⅠ制覇(GPは除く)に挑む。