ボートレース平和島のSG「グランプリ」は18日、トライアル2nd2回戦を終了し、19日はいよいよトライアル2nd最終戦が激突する。イン逃げ2連発で無事故完走なら決定戦1号艇を獲得する峰竜太(佐賀=35)以外は近年まれに見る大混戦となった。

 誰にでもファイナル進出の可能性がある中、大勝負となるTR最終戦では、10月の大村「ダービー」を制して、SGウイナーの仲間入りを果たした〝静岡のプリンス〟深谷知博(静岡=32)に大注目したい。

 初の大舞台にも臆する様子は全くない――。トライアル2戦目となった4日目11Rの5着は大外6コース発進が災いしたが、3日目のTR初戦(3コース)は、外から伸びてくる白井英治(山口=44)の攻撃を封じながら、強ツケマイに出てイン峰に肉薄。バックストレッチでは並走まで持ち込む2着と健闘した。

「お客さんが少ないということもあるけど、雰囲気は住之江とは違うのかな。いい意味で落ち着いて走れています」と、思い切りのいい、いつもの彼らしい走りができている。フライング持ちのハンディがありながらも、スタートも初戦がコンマ03、2走目もコンマ12と、バッチリ決まっているのも〝いつも通り〟といえるだろう。

 肝心の舟足もさらに良くなっている。アクティブなレースぶりとは対照的に、調整に関しては細部まで丁寧に詰めていくタイプだが「今ならいい足をしている。展示タイムが出たし、その足が本番レースで出るようになってきた。全体に良くて体感もいい」と文句なしの状態に仕上がってきた。しかも、5日目の最終戦に関しては、12Rの方に好エンジンが集まった感もあり、深谷のいる11Rの対戦相手なら、一枚抜けた存在とみていいだろう。

 結果はもちろん大事だが「いいレースがしたい」と、まずは全力を出し切ることに〝全集中〟。それが深谷なりのGP攻略法だ。得意の3コースから渾身のハンドルをねじ込み、夢への扉をコジ開ける!