演歌歌手の細川たかし(66)が14日、フジテレビ系「ダウンタウンなう」に出演し、怒りをぶちまけた。

 細川はダウンタウンの浜田雅功(53)と松本人志(53)、坂上忍(49)らとお酒を飲みながら本音のトークを交わす「本音でハシゴ酒」のコーナーに登場。最初の怒りは、あまりに不自然すぎるために疑惑が持ち上がった「カツラ疑惑」だ。

「昔からスプレーでカチカチにしていた。沖縄に行った時に風が強くて、マイクを持つ手が揺れていたのに、頭はガチッとしていた。そこからです」と疑惑のきっかけを説明。新曲キャンペーンで北海道の増毛に行った時は疑惑を晴らそうと刈り上げたが「どうも怪しい」と報じられたと嘆いた。かっちりした髪形にこだわる理由は「俺はA型だから、いい加減な頭はイヤ」としたが、浜田が「僕もA型ですけど」とツッコまれると、苦笑いするばかりだった。

 2番目は「紅白のテロップ」。紅白歌合戦に39回出場した細川。「昭和55年(1980年)からテロップが出たんですよ。誰か間違えると思っていたが、第1号は俺だった」と恥ずかしい過去を告白。84年に歌詞を間違えたことから「歌詞テロップは出すな」と主張した。ちなみにこの年の紅白では故生方恵一アナウンサーの“ミソラ発言”が話題になった。細川は「2大事件だったね」と振り返った。

 その紅白を卒業した理由については「俺たちはみんな長すぎる。やっぱり枠というものがあるので、下が出られなくなる」と後輩への配慮があったことを示唆。一方で「若いやつにちゃんとしたやつがいない。ミリオンを持っている俺たちから、いきなり氷川(きよし)だから。ヒット曲を持って君臨している歌手が中間にいない」と若手勢に奮起を促した。

 松本から「AKBとかどう思っていますか」と聞かれると「何とも思っていない」と即答。「あれ、誰が誰だか分からないよね」と言いつつも「あれはあれでいいと思う。(AKBに)行きたい子は行けばいいし。やめたい子はやめればいい」と寛容な姿勢を見せた。

 大きな怒りを見せたのは3番目の「ものまね」だ。栗田貫一ら四天王にものまねされる細川は「泥棒と同じ」とバッサリ。「クリカンが歌っているけど、全然似てない。足元にも及ばない」と余裕の表情だ。清水アキラのテープ芸(顔にテープを張って谷村新司の顔マネ)については「あれはやりすぎ、失礼でしょ」と言い切った。

 松本から、お笑い芸人・レイザーラモンRG(42)が細川の刈り上げヘアをマネするシーンの画像を見せられると「こいつバカじゃない? 明日(吉本の社長の)大崎さんに電話して、こいつクビ!」と怒りの“解雇通告”。浜田らが大笑いする中「一回会ってみたいね。連れてきてよ」と笑みを浮かべながらリクエストした。