女優・戸田恵梨香(33)が、11月23日公開の映画「母性」で主演する。昨年10月に体調不良によるドラマと映画の降板が伝えられた戸田にとっては、久しぶりの出演作だ。撮影自体は昨春に終えているというが、完全復活を見据え、PR活動にも前向きになっているという。その裏には女優・永野芽郁(22)の存在があった。

 人気作家・湊かなえ原作の「母性」(廣木隆一監督)は、ある女子高校生の遺体が見つかったことに端を発した「母と娘」をめぐるミステリー。娘を愛せない母親を戸田、母に愛されたい娘を永野が演じた。

 戸田にとっては2020年12月に俳優・松坂桃李と結婚してから、初の映画だ。戸田と永野といえば、昨年7月期に好評を博したドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系)で、先輩・後輩警察官役を好演。その後、戸田は体調不良による主演ドラマ&映画の降板が伝えられた。

 それ以来の出演作となる「母性」だが、実は撮影はハコヅメより前の昨年4~5月に行われた。「戸田は娘を愛せない母親の複雑で危うい姿を体当たりで演じたことで、役から抜けきらないままハコヅメの撮影に臨んでいた。ハコヅメ後に心身が極限になったきっかけは、実は『母性』でもあった」(映画関係者)

 戸田自身が「今までの役ですば抜けて難しかった」と回顧したほど。真剣に役に向き合う姿を目の当たりにし、映画&ドラマで〝連続ペア〟を組んだ永野は誰よりも戸田の状態を心配してきた。

 さらに言えば、永野は戸田の体調不調の一因が「自分ではないか?」と悩んでいたという。

「ドラマ撮影中、永野さんは新型コロナウイルスに感染し、撮影が中断し、現場が大混乱に陥ったんです。戸田さんは年下の永野さんを必死にフォローし、座長としてできるだけ明るく振る舞っていた。そうした無理がたたって疲弊してしまったと、永野さんは責任を感じていた」(ドラマ関係者)

 実際、戸田はドラマ放送終了後、女優業の休業に至った。今年3月末にファッション誌「ELLE Japan」でモデルを務めた際の画像を自身のインスタグラムに投稿。事実上、芸能活動を再開したが、復帰まで半年あまりの期間を要した。

 もっとも責任を感じている永野の心境は重々承知の戸田は、早くも3度目の共演実現を見据え、女優業復帰に前向きになっているという。

「戸田さんと永野さんは同じAB型という共通点もあり、作品テイストのまったく違う作品の共演が続いたことを、運命のようにも感じていた。『母性』のPR活動にも前向きといいます。それに今でも『ハコヅメ』は続編や映画化を熱望する声が寄せられていますが、日テレサイドも体調を気遣いながらも水面下で検討している。戸田さん自身もW主演ドラマで思い入れが強く、前向きになっているとか」(前同)

「母性」について〝ハコヅメコンビ〟の再共演と報じた媒体も多かったが、それが続編という形で近々帰ってくる可能性もありそうだ。