福島県のいわき平競輪でGⅠ「第76回日本選手権競輪」が8日、最終日を開催した。注目の決勝戦11Rを走った佐藤慎太郎(45=福島)は真杉匠(23=栃木)―平原康多(39=埼玉)の3番手から直線を踏み込み、2着を手にした。

 ゴール後は2着にも関わらず、地元の熱い歓声がわいた。「リラックスして走ろうと思ったけど、お客さんの熱気がすごくって冷静になれなかったね。あれは熱かった」と興奮気味。

 レースは関東勢の3番手を固め、古性優作(31=大阪)を阻むなど、ラインとしての機能を果たした。

「真杉と平原の気持ちが伝わったし、信頼できる関係で走れた。悔しいけど、このラインで勝てないなら仕方がないってぐらい。古性をさばいた? 古性はテクニックがあるし先に止めた方がいいと判断した。でも裕友がいたし、ワッキーがすごいスピードだったので激しく持っていけなかった」

 会見場で話をしていると横に守沢太志(36=秋田)が来たのを確認すると、聞こえるように「守沢のヤローがよう、ヘッドパンチを食らわせてきたんだよ」と恨み節!?

 もちろん、冗談で「追い込み選手だし、4角を過ぎたらプロってそういうもん。逆になれ合いじゃないってところを見せられて良かった。守沢、お疲れ!」とガチンコ勝負を挑んだ後輩をねぎらった。

 これで賞金獲得額は優勝した脇本雄太(33=福井)に次いで2位。「グランプリ出場へ前進した」との問いに「ん?前進じゃなくって当確だろ~」と自信をみなぎらせた。