平塚競輪GⅢ「開設72周年記念」(湘南ダービー)は9日に3日目を開催する。準決3番はいずれも激戦だ。

 11Rの山田庸平(34=佐賀)は今シリーズは追加参戦で、走れることを心底、喜んだ。大一番の地元・武雄記念が今月23日から控えており、事前に9車立てのリズムや実戦感覚を養いたかったからだ。

「SS班がたくさんいてメンバーも豪華。地元のあとにはダービーもあるし。次に岸和田もあるけど、ひとつ9車を走っておきたかったんです」

 初日の特選12Rは井上昌己(42=長崎)―園田匠(40=福岡)を背に鐘からカマしたものの9着と大敗した。「相手が強いし、出切るまでに脚を使わされた。たとえ練習で800メートルを逃げ切れても、あのメンバーならもって4角まで。初日はバック前でタレたし、せめて2センターまで粘りたかった」と肩を落としたが、現状を把握できたのだから、収穫はあった。

 1着を取った二次予選6Rは根本哲吏(36=秋田)を合わせて内を締め、蕗沢鴻太郎(26=群馬)のラインに飛び付いてと脚を使いつつも、コマ切れ戦のリズムに乗っていた。

「セッティングは微調整していいし、何より動いて結果が出たから、いい方向に向くはずです」

 準決11Rは津村洸次郎(30=福岡)と九州は2車。メンバー表を眺めて当初は「自分が前かな」と話していたが、「ちょっと聞いてきます」と信頼を寄せる井上のもとへ相談に行ったのち、「津村に任せます」となった。「色んな考え方を踏まえて任せることにしました。連係もあるし大丈夫!」と後輩の頑張りに命運を託して、決勝進出を目指す。


写真 山田庸平