◇瓜生正義(46)福岡支部76期
ボートレース大村の「第57回クラシック」の開幕が16日に迫った。昨年のSG、GⅠ、GⅡの優勝者に優勝回数上位選手が出場。2021年のボートレース界をけん引したレーサーが集結。2022年初のSGタイトルを奪い合う。カウントダウン連載「高鳴る鼓動」では昨年のグランプリを制し、まさに〝2021年の顔〟となった瓜生正義をピックアップ。SG初戦を控えた胸中に迫った。
昨年のグランプリをはじめSG11回優勝の実績を誇る。その内訳は…
オールスター 2V
グラチャン 1V
オーシャンC 1V
メモリアル 2V
ダービー 3V
グランプリ 2V
意外なことにクラシックは〝無冠〟だ。
「クラシックはいい時はいいし、悪い時は悪い。できれば活躍したいと思っている。ただ、言えることは〝精いっぱいやります〟ということだけ。でも、クラシックは取りたいタイトルですね。記録に残るし、優勝できたらいいな、とは思っています。取りあえずは優勝を目指して一生懸命やるというのは大前提。精いっぱい、走りたいです」
数多くの修羅場、戦いをくぐり抜けてきただけに慎重な言い回しにはなるが、クラシックVへの力強い意気込みは十分に伝わってくる。
今年は地元・芦屋の年またぎシリーズで準V。その後はGⅠを中心に参戦。優出、優勝はない。「近況のリズムは分からないです。良かったり悪かったりですけど、いつも通りのレースはできている。エンジンに関しても評価ぐらいは動いてくれている。そんなに間違えていないと思う」と冷静に分析する。
ベテランらしく落ち着いた口調で近況を説明する一方で、しっかり前に進むことは常に考えている。「今のところペラ調整を変えてはいないけど、新たに探したいなという感覚はあります。最近は出方が甘いというのがあるので、新しいラインだったり、調整を見つめ直さないといけない」と明かす。決して立ち止まることはない。これが強くあり続ける理由だろう。
3月5日に46歳になった。昨年4月にマスターズチャンピオンに初出場し、マスターズ世代に突入している。「考え方は30歳ちょっと過ぎたくらいで変わった気がする。植木(通彦)さんが引退、上滝(和則)さんも選手会長になった。先輩たちを見習ってきて、自分も後輩に伝えられたらいいな、という気持ちが生まれた。そうしたら成績も上がってSGも優勝できた。みんなのためにいいペラを作ろうと思ってやったら、自分のエンジンがメチャクチャ出だしたり、いい方向に行ってくれた感覚がある」と振り返る。
そして、こう続ける。「いかにみんなの役に立つか。誰かのために生まれてきたということを覚えました」
〝悟り〟にも近い感覚を身につけたベテラン。そのブレない走りは脅威だ。












