松阪競輪S級シリーズ「チャリロト杯 マックマッキー賞」が18日にスタート。中部勢のエース・吉田敏洋(42=愛知)が外敵に牙をむく。

 吉田は前検日(17日)が42歳の誕生日。同時参加の弟子でガールズレーサーの西脇美唯奈(20=愛知)に缶コーヒーを差し出されると、うれしそうに受け取る。一方、西脇は父と娘のような関係のためか照れまくりで、周囲はほのぼのとしたムードになった。

 ちょっとピリピリしたのは初日特選12Rの並びだ。中部は伊藤裕貴(29=三重)と2人。伊藤―吉田の並びが順当と思われたが、吉田は「裕貴がどういうつもりで走るか聞いてから」と保留。後から検車場に現れた伊藤は「自力自在のレースをやりたいので話してみます」と、反応を気にして神妙な顔で答えた。

 話し合って出た結論は別線勝負だった。吉田は「自力を出せる時は出しておきたい。そうせんと脚が落ちてしまうからね。(脚力低下を)トシのせいにはしたくないし」。強気の自力勝負を貫いてきた自負があり、任せて後悔したくない、という気持ちが感じられた。

 吉田は単騎のつもりだったが、中部別線を聞いた伊勢崎彰大(43=千葉)がコメントを「単騎」から「吉田マーク」に変更した。ラインができた名古屋の大砲が盛大に火を噴く。