国民的人気漫画「ちびまる子ちゃん」の作者で、8月に乳がんのため死去したさくらももこさん(享年53)をしのぶ「ありがとうの会」が16日、東京都港区の青山葬儀所で開かれた。

 会にはビートたけし本紙客員編集長ら約1000人が参列。さくらさんが好きだったダリアなど3万本の花で作られた祭壇には、遺影代わりの自画像や作品の登場人物のイラストが飾られた。

 2012年から5年間にわたりエンディングテーマ曲「100万年の幸せ!!」(さくらさん作詞)を担った桑田佳祐(62)が同曲を献歌として歌い、会場は参列者の手拍子に包まれた。

 さくらさんから同曲の作曲依頼があった時を振り返った桑田は「『もしダメだったら断ってください』と書いてありましたが、断れません。私も家族もスタッフも大変お世話になりました。恩返しもできていないので、いつかまたお会いしましょう」と語った。

「まる子」役を務める声優TARAKOは「さくらさんは恩人。会えなかったら人生変わっていた」とスピーチ。まる子の声で「天国に行ってもまる子を描き続けてください。またね」と呼び掛け、涙を誘った。

 主題歌「おどるポンポコリン」を担当したゴールデンボンバーの鬼龍院翔(34)は「先生は僕らのふざけている感じを気に入ってくださって、お会いしたらクレージーなお方で、僕らを好きになってくれる理由も少し分かりました。これからも元気にふざけていきたい」と笑顔で語った。

 和田アキ子(68)は14年に「すばらしき人よ」をさくらさんが作詞して以来、親交があった。「飲み友達でした。大先生ですが、私がいつも『帰りたい』というほど(酒が)強かった」(和田)

 弔辞にあたる「ありがとうの言葉」を読み上げた女優・賀来千香子(57)は「『千香ちゃん、また笑ってるよ』と畳み掛けるように笑わせてくれました。少し休んだら、私たちに明るいエネルギーを送ってください」などと語りかけていた。