大相撲秋場所千秋楽(28日、東京・両国国技館)、横綱大の里(25=二所ノ関)が横綱豊昇龍(26=立浪)との決定戦を制し、2場所ぶり5度目の優勝を達成。横綱として初めて賜杯を抱いた。

 大の里は1敗で単独首位、豊昇龍が2敗で迎えた千秋楽の横綱決戦。大の里が勝てば優勝が決まる本割は、豊昇龍に一方的に押し出されて完敗を喫した。続く決定戦では、大の里が寄り倒して快勝。15日間の激闘に終止符を打った。

優勝決定戦では、土俵際で激しい攻防を見せた大の里
優勝決定戦では、土俵際で激しい攻防を見せた大の里

 大の里は表彰式の優勝力士インタビューで「先場所苦しい経験をして、もうあの経験は二度としたくないということで稽古に励んだ。今日、こうやって2場所目で優勝することができてうれしい」と喜びもひとしお。新横綱だった7月の名古屋場所で優勝争いに残れなかった雪辱を果たし、晴れやかな表情を浮かべた。

 豊昇龍との賜杯をかけた直接対決については「(本割は)欲が出てしまった自分もいた。なすすべなく何もさせてもらえなかったので、すぐ切り替えた。このままでは終わらせないということで、しっかりと最後勝ち切ることができて良かった」と胸を張った。

 先場所の平幕優勝から一転、今場所は両横綱が激しく首位争いをする展開。大の里は「こういう形で自分たち東西横綱が引っ張って、9月場所が盛り上がったんじゃないか」と綱の責任を果たした15日間を総括した。