安倍昭恵夫人を乗せた警護車両に後続車が追突 お粗末事故で警察のメンツ丸つぶれ

2022年07月25日 22時00分

安倍昭恵夫人(東スポWeb)
安倍昭恵夫人(東スポWeb)

 今月8日に参院選の遊説中に銃撃され、死去した安倍晋三元首相(享年67)の妻・昭恵夫人(60)を乗せた警護車両が25日、首都高速道路で後続車に追突される事故に遭った。幸いケガはなかったが、追突した車両は警護車両というお粗末な事故。安倍氏の事件を許した大失態に続く、警察の不手際で、メンツは完全に丸つぶれとなっている。

「昭恵さんにケガはなかったというが、もし万が一のことがあったら、どうなっていたことやら。ちょっと信じられない事態です」と自民党関係者は一報に耳を疑ったという。

 事故は25日午前8時45分ごろ、首都高速都心環状線の三宅坂ジャンクションの合流地点で、先を走っていた昭恵夫人を乗せた警護車両が速度を落とした際、後続の警護車両が追突。運転していた警視庁警護課の男性巡査部長の前方不注意とみられる。

 昭恵夫人は安倍氏の死去による山口4区の補選には出馬しない意向を示し、政治からは距離を置く姿勢を見せているが、警察から警護対象者に指定され、24時間態勢で警備態勢が敷かれている。移動時も原則、安倍氏が乗っていた国産の私用車にそのまま乗っていた。

「安倍元首相があのような形で殺害され、昭恵さんも狙われる可能性があり、厳重な警備態勢になっています。元首相には原則SPが1人付きますが、昭恵さんが21日に党本部での派閥総会に出席した際は、複数のSPが周りを固め、目を光らせていました」(前出の党関係者)

 そんな中で起きた今回の事故。警視庁警備1課の高山祐輔課長は「訓練を徹底し、再発防止を図る」とコメントしたが、警察庁や警視庁内では激震が走っているという。

「安倍さんが首相に返り咲いた2013年にも乗っていた車が追突し、複数車両が巻き添えになる玉突き事故がありました。外国からの来賓時の警備でも接触事故は過去にもあったように警護車両は間に車を入れさせないためにギリギリまで車間を詰めるので、ハイレベルの運転技術を要求されるが、事故を起こしてしまっては元も子もないし、今回はタイミングが悪すぎる」(永田町関係者)

 奈良で起きた安倍元首相の銃撃殺害事件では、警視庁から派遣されていたSPの対応や街頭演説の警備に当たった奈良県警の警備態勢の不手際がやり玉に挙がった。

「警察は基本的に身内に甘いが、警視庁の大石吉彦警視総監、警察庁の中村格長官の引責辞任は避けられず、覚悟を決めたといわれている中で、昭恵さんまで事故に遭った。安倍さんの件があって、何かあってはいけないと過緊張から、逆に事故になった可能性もあるが、警察上層部は真っ青でしょう」(同関係者)

 9月27日には安倍元首相の国葬が決定し、外国からの要人も多数訪れる。要人警護は最重要課題になっており、警察庁は22日に警備対策推進室、警視庁も警備対策委員会を設置したばかり。その直後に最重要警護者の1人だった昭恵夫人への〝自爆事故〟で、警察の威信は揺らぐばかりだ。

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