ウクライナ保安庁(SBU)がロシア兵と妻の非情な会話を傍受し、公式サイトとユーチューブで公表した。

 サイトには「ロシアの侵略者の妻は、ウクライナ女性をレイプするように夫に呼びかけた」というタイトルで、「衝撃的な傍受内容は侵略者だけでなく、その親族の道徳観を反映している」と記している。アップされたロシア語の会話には、英語の字幕がついている。

妻が「ウクライナの女をレイプしなさい。でも、私には何も言わないで。分かった?」と言うと、夫であるロシア兵は「分かった。レイプする。でも、きみには何も言わないってことだね?」と笑いながら確認し、妻は「そう。私は何も知らないってこと」と笑う。最後に妻が「レイプを許すから、コンドームはしてね」と話し、夫が「OK」と言い、会話は終わる。

 SBUのサイトは「追加のコメントは不要であると信じています。私たちは勝利のために、この悪霊をウクライナからできるだけ早く追い出すために働いています」と結んでいる。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は先日、ロシア軍に占領された地域で「数百件のレイプ事件が起きている」と主張。ロシア側は否定している。

 しかし、英紙エクスプレスなど複数の欧米メディアは「ウクライナの人権オンブズマンによると、ロシア軍がキーウ(キエフ)近郊の町ブチャで、14歳の少女ら25人の女性を繰り返しレイプし、9人が妊娠してしまった」と報じた。また、英BBCニュースなどによると、50歳の女性は「銃を突き付けられながらレイプされ、夫を殺された。ロシア兵が去った後、ドラッグとバイアグラが散乱していた。兵士たちはハイになっていて、酔っぱらってもいた。まともな兵士は数人しかいなかった」と話しているという。