河本「生活保護」やめられなかった事情

2012年05月29日 12時00分

謝罪会見を行った次長課長・河本

 人気お笑いコンビ「次長課長」の河本準一(37)に高額の収入がありながら母親が生活保護費を受給し続けた裏に、昨年芸能界を引退した島田紳助(56)による「〝危険な企画〟によってケガをしたことが影響している」と指摘する声が浮上した。

 河本は25日、東京・新宿の吉本興業東京本部で記者会見を行った。岡山県に住む母親は14~15年前、病気で働けなくなってしまい、生活保護受給を開始した。

「そのころの自分は年収100万円を切っていて、福祉事務所に『今の段階では面倒を見られない』と一筆送った」

 5~6年前になってようやくテレビ出演が増え、収入が安定。そのころ福祉事務所から「母親の面倒を見られないか」と言われ「できる範囲なら」と河本も生活費の一部を援助し始めた。

 ただ、実際は生活保護なしで母親の生活を援助できるくらいの収入はあった。河本は「ムチャクチャ甘い考えだったと深く反省しています。収入が安定せず、いつ仕事がなくなってもおかしくないという不安を抱えていたが、少ない収入で不安定な仕事をされてる方はたくさんいますから」とうなだれた。

 会見で河本が何度も口にしたのが「芸人は不安定な仕事」ということ。「来年の保障は全くない。自分は数回、長期的に休まなければならない病気も患って、その間はすべて自分の負担となる。〝芸人保険〟なんてものもないので、パニックになったこともある」

 売れっ子になって以降、河本が病気などで仕事を休んだのは2回。2008年3月の肋骨骨折と、10年10月に急性すい炎で入院した時だった。
 骨折事故は、TBSの特番「オールスター感謝祭」で発生。ローションが塗られた土俵で戦う「ヌルヌル相撲」で〝暴走王〟小川直也(44)と対戦した際に起きた。

 テレビ関係者は「ヌルヌル相撲は同番組の司会で飛ぶ鳥を落とす勢いだった紳助さんの発案。今も人気コーナーで河本も参加しているが、慣れないと非常に危険」と明かす。番組の企画をプロデュースした紳助は、若手に危険なことをやらせるのを好んだという。

「その結果、河本が骨折した。当時、河本はテレビに出始めたばかり。チャンスを生かそうと必死で、危険でもやらざるを得なかったのでしょう」(同)

 河本は会見で「母の治療費、家族のこと、親戚の方…。自分がダメになると全員がダメになると勝手な不安を抱いていた」と話した。

「本当なら生活保護を打ち切り、母親の治療費も全額負担したかったが、踏み切れなかったのは〝ヌルヌル相撲〟で骨折したのが原因。あれで『仕事がいつなくなるか分からない』との思いが強くなった」(同)

 河本は「テレビに出始めた5~6年前以降に受給した生活保護費はお返ししたい」と神妙に話した。

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