ボートレース福岡のGⅢ「第9回ウエスタンヤング」は16日、最終日を迎え、12Rで優勝戦が行われる。15日に行われた準優3番勝負は10R中村桃佳、11R高岡竜也、12R石丸海渡が揃ってイン逃げ快勝。ファイナルの絶好枠は予選トップ通過の石丸が手に入れた。

 中田達也(28=福岡)は準優11Rで手堅く差して2着をゲット。地元勢ではただ一人の優出切符を獲得した。

 レース後は開口一番「完全に仕上がりました」とニンマリ。「1日かけてじっくり調整して、すごく良かった。行き足から伸びはかなりいいし、今なら高岡選手とも遜色ない。出足はもう少しかなという感じだけど、思ったところにも行ける。これなら十分。4枠ならこれでいいと思う。Sはスローの方がバッチリだけど、どこからでもある程度見えている」と調整力を発揮して底上げに成功。インから逃げた高岡も「中田選手が仕上げていたので、ビックリした」と口にしていた。

 地元唯一の優出。「遠征勢に優勝を持って行かれるわけにはいかない。しっかり勝負します」と地元の最後の砦として踏ん張るつもりだ。