ボートレース若松の「年またぎ特選競走」は29日、予選2日目の熱戦を展開した。

 ここに、先の平和島SG「第35回グランプリ」で初出場初優出を果たした西山貴浩(福岡=33)が地元凱旋している。

 初日(28日)は12Rドリーム戦でインコースの田頭実(福岡=53)を〝強ツケマイ〟で沈めて、先頭を走りながらも、2周2Mで仲谷颯仁(福岡=26)に逆転を喫するなど5、2着と不安定な立ち上がりとなったが、2日目は一気に逆襲に転じた。

 前半戦6Rでは4コースから巧みな最内差しで1着をもぎ取ると、1号艇での登場となった後半戦12Rはインコースからキッチリと逃げ切り勝ち。この日、連勝と巻き返しに成功した。

 機力に関しては「ブラケットを換えて足自体はいいと思うけど、まだ2マークで流れる感じがある…」と、仕上がり途上のようだが、リズムは間違いなく急上昇! 

 2020年の残り2日間をしっかりと締めくくりつつ、最終日となる新年1月2日の優勝戦で、2021年を最高の滑り出しにするべくVに向けて、日々〝前進〟する。