川口オートのナイターGI「第46回キューポラ杯」は3日の最終日、、12Rで優勝戦が行われ早川清太郎(40=伊勢崎)が2020年の44回以来、2回目の大会制覇を決めた。GIは10回目、通算では40回目の優勝。

 スタートは7番手と後手に回り「あっ、ダメかと思った」という。ただそこから逆襲が始まる。内側にコースを取り2周回で4番手、4周回で2番手と着実に攻め上がる。そして5周3コーナーで逃げる泉田修佑を差して先頭に立つと、スピードを生かし後続を振り切った。

 連日、熱走路となりエンジン調整に苦しんだが大一番を迎え「仕上がった。最終日が一番良かった。エンジンが良くないとあの内側に車を持っていけない。先頭に立っても感じ良く走れた」と納得のデキになった。

 前日、準決勝戦の2日は40歳の誕生日。この優勝が自身へ最高のプレゼントとなった。「こんなことは、なかなかないのでうれしいです」。次走は地元戦で「また頑張りたいですね」と勢い持続の快走を披露し、ファンの期待に応えるつもりだ。