山陽オートは8日、最終日を迎え、準決勝戦を勝ち抜いた7人が12R優勝戦で覇を競う。2日目の11R準決勝Aでは、地元・矢野正剛(34=山陽)が快勝。初日から2連勝で優勝戦進出を決めた。

 道中は逃げる交川陽子(32=浜松)を抜くのにやや手間取り「まじちゃん(交川)が速かった」と苦笑いしたが、自身の状態については「音的には初日より良くなっていたし、乗りやすさ的にも最近の中ではいい」と手応えを感じている。

 前節の川口で「いつもと逆の方向に調整した」ことが上昇のきっかけとなった。これをベースに腰周りなどを扱い「周りの景色が見え始めた」と余裕も出てきたようだ。優勝戦は強豪相手となるが、完全優勝を目指して全力を尽くす。